こんにちわ✿
食べることが大好き こめ子です。
最近は、白米以外のお米を食べる人が増えましたね。
そうなんです!
白いお米だけがお米じゃないんです。
今回は、今食べているお米がどんな状態のお米なのか、どんな栄養があるのかを知るお役に立てればと思い記事を書きました。
この記事の要点
- 玄米とはなにか?
- 分づき米とはなにか?
お米は、加工の方法で様々な種類に分かれます。
お米が加工されてる?と思うかもしれません。
白米を食べている方が多いと思いますが、白米はどのような状態のお米かわかりますか?
記事前半では玄米とはなにか、後半では玄米白米以外のお米について書くので、お付き合いくださいね。
そもそも玄米とは?
玄米とは、どんな状態のお米なのでしょうか?
と、言い換えたほうがわかりやすいですね。
お米を食べるために、田んぼで稲が収穫されます。
まずは、収穫した稲穂から籾殻を外す必要があります。
稲穂から外すことを脱穀といいます。
脱穀したあとのお米は籾殻に覆われています。
この籾殻を取る作業を籾摺り(もみすり)といいます。
玄米は、籾摺りが終わった状態のお米です。
玄米は籾殻を取り除いただけの精白していない米です
米の構造
簡単にお米の構造も勉強してみましょう!
中心にあるのが胚乳で、私たちがたべる白米と呼ばれる部分です。
胚乳の端に胚芽があります。この部分が芽となり成長します。
胚芽は小さいのですが、成長して稲になっていく部分なのでそこにはビタミンやミネラルなどの栄養素が詰まっています。
胚乳や胚芽を覆っているのは糠層です。
糠層は薄いのですが3層に分かれています。一番外側が果皮、真ん中が種皮、一番胚乳に近いのが糊粉層です。
糠層の役割
- 果皮・・・外側からの異物や刺激を防ぐ
- 種皮・・・胚乳の水分が蒸発するのを防ぐ
- 糊粉層・・脂質やたんぱく質、デンプンを含む
白米では削り取られている糠や胚芽に、たくさんの栄養分があることを覚えておいていただきたいです。
ちなみに、稲穂に実った籾は翌年の米栽培に使われます。
その意味では、お米は実であるのと同時に種でもあるんですね。
分づき米ってなに?
玄米には、ビタミンやミネラルなど豊富な栄養素が含まれていますが、硬くて消化吸収が悪いため玄米に慣れていない人には食べにくいです。
そこで、玄米初心者さんには玄米の豊富な栄養素を残しながら、食べやすくした分づき米がおすすめです。
私達が普段食べている白いお米を精白米といいます。
玄米から栄養素が豊富に含まれる糠や胚芽を全部取り除いたお米です。
精米の際に糠や胚芽を残して精米するお米を分づき米といいます。
分づきには精米度合によって3分づき、5分づき、7分づき、胚芽精米などがあり、○分の○の数字が大きい順に精白米に近くなります。
糠や胚芽にはビタミンB1やビタミンE、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているので、精米度合が低いほう(数字が小さいほう)が栄養価は高くなります。
種類 | 糠層 | 胚芽 | 特徴 |
玄米 | 全て残る | 残る | ビタミン、食物繊維が豊富 |
3分づき米 | 約30%除去 | 残る | 糠層がほぼ残り胚芽の残るため栄養素は豊富 玄米に近く茶色っぽいが、玄米より多少は柔らかい |
5分づき米 | 約50%除去 | ほぼ残る | 糠層は半分だが、胚芽の栄養素はそのまま残る
白米と比べるとビタミンEは2倍以上、ビタミンB1は4倍以上、繊維質も約2倍含まれるが玄米よりも消化が良い |
7分づき米 | 約70%除去 | 一部残る | 糠層を7割除去するため白米に近いが、胚芽の栄養素が一部残っている 白米に近く食べやすい |
白米 | 全て除去 | 全て除去 | 糠層と胚芽を完全に取り除いているので、玄米に比べると栄養素は劣る 主に炭水化物だが、甘みがあって食べやすく消化が良い |
胚芽精米とは?
玄米から糠層をとり胚芽だけを残して精米したお米のことです。
白米に比べるとビタミンB1が3倍、ビタミンEが5倍、食物繊維が1.6倍で玄米よりも食べやすいのが特徴です。
種や野菜もそうですが、外敵から身を護るために表面の皮が一番厚くて固いのです。
もちろん、玄米のままのほうが栄養が豊富ですが、糠層を少し削るとだいぶ食べやすくなります。
徐々に精米度合を変えていき食べなれることも大切なポイントです。
玄米は生きている米の生命力がある
一物全体とは?
食物もみな自然に存在するのもは全体で一つの生命であり、栄養をはじめ様々なバランスがとれた状態で生きる生命力を持っています。
食物をまるごといただくことで、その食物のバランスの良い栄養とともに生命力をそのままいただくことができるのです。
本来、玄米は籾殻をとっただけの状態なので、水につけおくと芽が出る生きている状態のお米です。
白米は、玄米を精白し胚乳だけにしたものです。
糠や胚芽に含まれる栄養分は取り除かれてしまうので、当然ながら水に浸けても芽がでません。
玄米は生きているお米なので、お米の栄養をバランスの良い状態でをまるごといただくことができます。
そして、稲には一粒万倍という別名があります。
玄米は生命力を秘めています。
成長するための力と栄養を持っていて、芽を出す機会を伺っています。
生きているお米にパワーが宿っているのも納得ですね。