こんにちわ✿
食べることが大好き こめ子です。
玄米を食事に取り入れようと思っていろいろと調べていると発芽玄米についての情報が出てくるかもしれません。
私も家では発芽玄米をにしています。
発芽玄米は、栄養価がアップするだけでなく食べやすくなってとってもおすすめです。
今回は、なぜ発芽玄米がおすすめなのかについて記事を書きました。
この記事の要点
- 発芽玄米がなぜよいのか
発芽玄米がいいといわれていますが、なぜでしょう?
玄米が発芽するとき、どんな変化がみられるのでしょうか?
この変化を知ることがなぜ発芽玄米がいいのか?を知るヒントになります。
今回の記事前半では、玄米が発芽する時におこる変化について、記事後半では玄米が発芽するとどうなるのかについて書くのでお付き合いくださいね。
玄米が発芽するときの変化
この変化を知ることで、なぜ発芽玄米がおすすめなのかを知るポイントになります。
玄米は稲の種です。
玄米だけでなく植物の種は、子孫を残すためにいろいろな仕組みが備わっています。
胚芽といわれる部分は、新しい芽を育むためにあります。
発芽に適した状態になった時に、種は発芽の準備を始めます。
発芽の準備が始まると種子の中で眠っている栄養分が目覚めます。
そして、発芽するために必要な栄養分が小さく分解され胚芽部に送られます。
玄米は発芽すると栄養価が増える!
玄米は副栄養素が豊富だというお話もしましたが、玄米は発芽させることによってさらに栄養価がアップするといわれています。
玄米の副栄養素についてのお話はこちらでチェックしてくださいね。
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玄米は、白米に比べてビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維の量は、発芽させると3%→4%になります。
発芽時にビタミンやミネラルも増加するのですが、ビタミンB1やビタミンB3(ナイアシン)は特に増加します。
ナイアシンの特徴
ナイアシンってあまり聞きなれなくないですか?
ビタミンB3と呼ばれていたビタミンB群の仲間で、水溶性ビタミンです。
コレステロール値を下げる
ナイアシンを摂取することで、中性脂肪やコレステロール値が低下することが知られています。
アレルギーの症状を緩和する
ナイアシンは、くしゃみ、鼻みずなどのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンをブロックします。
ヒスタミンの状態を整えることによってアレルギーの症状が軽減されると考えられています。
心の不調をサポート
ナイアシンは睡眠ホルモン(メラトニン)を作るために必須なビタミンです。
また、ホルモンを安定させて自律神経を整えてくれるとも言われているので、女性特有のお悩みの生理痛やPMSなどにも効果を感じる人もいるそうです。
代謝サポート
ナイアシンはエネルギー作りに必要な栄養成分なため、代謝をサポートしてくれます。
アミノ酸も増加
アミノ酸は、体内でタンパク質に変化したり他の栄養素をサポートし体を整えてくれる大切な栄養素です。
私たちの体には20種類のアミノ酸が必要です。
その中で私たちの体のなかで作ることができるのは11種類。
残りの9種類は体の中で作り出すことが出来ません。
体の中で作り出すことができないアミノ酸を必須アミノ酸と呼びます。
必須アミノ酸は食品などから取る必要があります。
玄米には、必須アミノ酸のひとつリジンも含まれます。
そして、発芽させることによって玄米の2倍に増加します。
そして、アミノ酸の一種、GABA(ギャバ)も増えます。
上記グラフはアミノ酸成分比較をグラフにしたものです。
※参考:鶴見隆史 著「正し玄米食、危ない玄米食」P116 「白米・玄米・発芽玄米に含まれるアミノ酸比較」より
(乾物100g中 単位mg )
白米 | 玄米 | 発芽玄米 | |
総量 | 6.3 | 7.3 | 7.6 |
遊離アミノ酸 | 27.0 | 49.0 | 121.3 |
GABA(ギャバ) | 5.0 | 8.0 | 26.8 |
リジン | 1.0 | 1.9 | 4.1 |
その他にも発芽玄米の機能性に関する報告例がwikipediaに掲載されていました。
とても興味深い内容だったので抜粋させていただいます。
- コメアレルギーの原因となるアレルゲンが白米や玄米に比べ低減化されることが報告された。
- 発芽玄米は、玄米や白米よりも血中の解毒酵素として知られるホモシステインチオラクトナーゼ活性を高めたり、糖尿病合併症で発症率が高い神経障害の症状を抑制したりする効果があることが報告された。
- 授乳期の女性41名を対象に行った2群の無作為割付比較試験で、発芽玄米を主食としたグループの食生活が、ストレスの指標となる唾液中のアミラーゼ活性を低下させ、さらに、POMSという心理テストにより、怒り、敵意、うつ、疲労、活気などの感情程度を表す総合感情障害度(TMD)も、低減させるとの報告がある。この研究では、白米を主食としたグループでも同様の検証を行っているが、そのグループでは、発芽玄米で観察された効果は認められなかったとしている。また、この研究の中では、母乳中の免疫成分も調べており、発芽玄米を摂取していたグループにおいて免疫成分が増えることも観察している。
- マウスを用いた動物実験では、発芽玄米がストレスに対して抵抗力を有し、うつ様症状になりにくいことや、脳内のセロトニン量を増やす可能性があることが報告されている。
参考:wikipedia「発芽玄米」