こめ子

かぁちゃん玄米マイスターが、玄米にや食事などについて考えたことをまとめてみました。

玄米には毒がある!

玄米の毒「フィチン酸」と「フィチン」のお話

ママちゃん

こんにちわ✿

食べることが大好き こめ子です。

 

玄米を食事に取り入れようと思っていろいろと調べていくうちに玄米には毒があるという話題に出会うことがあるかと思います。

たくさんある情報の中から、自分が必要としている情報は何かを見つけることはとても難しいかもしれません。

 

ですが、モヤモヤした気持ちを抱いたまま食事に取り入れるのはおすすめできません。

 

今回は、私なりに調べてみたフィチン酸とフィチンについて記事を書きました。

 

 

この記事の要点

  • フィチン酸とフィチンの違い

 

 

玄米の3つの毒といわれているもののひとつに、フィチン酸があげられます。

 

 

インターネットなどで情報を検索するとフィチン酸と記述されていることが多いため、あえて、フィチン酸と記述しました。

しかし、実は玄米に含まれているのはフィチン酸ではなくフィチンです。

 

 

そして、フィチンは、玄米だけでなく未精製の穀物や豆類に多く含まれる成分です。

 

 

今回の記事では、フィチン酸とフィチンの違いについて書くのでお付き合いくださいね。

 

 

玄米選びを楽しんでいただけるとうれしいです。
ママちゃん

 

 

 

フィチン酸とフィチンの違い

 

ママちゃん
玄米に含まれるフィチンについて調べてみました。

 

 

玄米をはじめ、穀物や豆類に含まれるのはフィチン酸ではなくフィチンです。

 

 

玄米をはじめめ、穀物や豆類に含まれるのはこの状態です。

 

フィチンのイメージ

 

手に、持っているのはミネラルなどの栄養成分です。

 

 

そう、フィチンは最初からミネラルと結合された状態で存在しています。

 

 

フィチンは胃に入ると、胃酸の影響でフィチン酸とミネラル分解されます。

 

 

 

フィチンからマグネシウムやカルシウムなどを手放した状態がフィチン酸です。

 

フィチン酸のイメージ1

 

フィチン酸は、手に持っているミネラルなどの栄養成分を手放した状態です。

 

そして、体内のフィチン酸は他の物質と結合できるようになるため、ミネラルなどの栄養成分と結合してフィチンに戻ります。

 

フィチン酸からフィチンにもどったイメージ

 

体内でフィチン酸になったり、フィチンになったりして体外に排泄されます。

 

よく問題に挙げられているのが、フィチン酸は、体内のミネラルと結合し排出されるためミネラル不足となるということです。

 

 

ですが、玄米をはじめ、穀物や豆類に含まれるのはフィチン酸ではなくフィチンです。

 

 

もともと、ミネラルなどと結合した状態で体内に入ります。

 

そして、体内で結合されていたミネラルなどが分解され、また、体内のミネラルなどと結合し排泄されます。

 

 

どうでしょう?

フィチンは、体内のミネラルを奪ってしまうでしょうか?

ママちゃん

 

 

 

フィチンが含まれるのは玄米だけではない!

ママちゃん
玄米だけではなく他の食品にもフィチンは含まれます。

 

何度も記述してしまいますが、フィチンは玄米をはじめ、穀物や豆類に含まれます。

 

玄米よりもフィチンが多く含まれる食品もあります。

 

 

食品中のフィチン含有量

参考サイト:健康宣言with玄米 より

 

 

もし、フィチンを含む食品を食べることによって体内のミネラルが不足してしまうのであれば、他の食品でも同様のことが言えるのではないでしょうか?

 

 

 

私個人の見解ではありますが、玄米だけがフィチンの影響を受けるとは思えません。

 

 

玄米に含まれるのがフィチン酸であったとしたら

もし、玄米に含まれるのはフィチンではなくフィチン酸であったとしたら、やはりミネラル不足になってしまうのでしょうか?

 

 

フィチン酸はミネラルに対して強いキレート作用を示すという記載がwikipediaにも掲載されています。

 

 

しかし、読み勧めていくと糠などに閉じ込められた状態ではミネラルの吸収に問題がみられないとの記載もでてきます。

 

 

フィチン酸は鉄、亜鉛など重要なミネラルに対して強いキレート作用を示すため、一方、この性質が腸管での酸化ダメージを減らすことで大腸がんの予防に役立つ可能性がある。抽出したフィチン酸を添加した1925年の研究を根拠に、食品中のミネラルやタンパク質との強い結合となっている場合に、消化吸収を妨げる方向に働くと考えられてきた。しかし、現在では糠などに閉じ込められた状態ではミネラルの吸収に問題が見られないことがわかってきた。ただし、ミネラルが著しく少ない食事において、フィチン酸が大量の場合にミネラルの吸収を阻害する可能性があり、この作用は必須ミネラルの摂取量が著しく低い発展途上国の子供のような人々には好ましくない。

wikipedia「フィチン酸」より抜粋

 

 

 

 

そして、玄米に含まれるのがフィチン酸であっても、必須ミネラルの摂取量が著しく低い場合でなければ問題ないとの記載もあります。

 

 

米糠の繊維はキレート作用が強いフィチン酸を多く含み、ダイオキシン類を含む農薬や重金属などの排泄作用が強く、カネミ油症事件でも有効な治療法の一つとして考えられている。しかし、フィチン酸はミネラルと結合してフィチン酸塩になるため、最近の研究ではミネラルが著しく少ない食事においてフィチン酸が大量の場合にミネラルの吸収を阻害することが分かってきた。そのため玄米を多量に取ると体内にミネラルが吸収されず、ミネラル不足を起こすことがある。この作用は必須ミネラルの摂取量が著しく低い開発途上国の子供などには好ましくないが、通常は問題ない。また、大腸癌だけでなく、肺癌、乳癌などの多くの癌を抑制する効果のほか、食物繊維が多いことから糖尿病患者の糖・脂質代謝の正常化に効果があるとする報告がある

wikipedia「玄米」より抜粋

 

 

 

 

フィチン酸は食品添加物として使用されている

フィチン酸は、米糠から抽出され天然有機酸として広く使われています。

玄米をはじめ、穀物や豆類に含まれるのはフィチンです(←しつこくてすいません・・・))

 

食品添加物のフィチン酸は、以下の用途で用いられています。

 

 

食品添加物のフィチン酸の主な用途

pH調整剤、キレート剤として一般食品から清涼飲料、アルコール飲料、化粧品など

 

 

 

安全性の面で言えば厚生労働省の『既存添加物の安全性の調査研究(平成18年度調査)』が指標となるのではないでしょうか。

 

 

 

既存添加物の安全性の見直しに関する調査研究のコメヌカ酵素分解物の部分にて調査結果が表示されています。

 

 

この調査の中で、コメヌカから抽出した“ペプチド及びフィチン酸”は、安全性に問題がないとしています。

 

 

 

 

玄米を食べるとミネラル欠乏になる説についての個人的な見解

玄米を食べるとミネラル欠乏になる説についての個人的な見解

 

玄米についてよく問題に挙げられているのが、フィチン酸は、体内のミネラルと結合し排出されるためミネラル不足となるということです。

 

 

ですが、玄米をはじめ、穀物や豆類に含まれるのはフィチン酸ではなくフィチンです。

 

 

フィチンはもともとミネラルと結合した状態なため、体内のミネラルを奪ってしまうということは考えにくいと思っております。

 

 

フィチンは有害金属と強く結びつき(キレート化)、排毒排出を促してくれます。

 

つまり、有害物質のデトックス作用があります。

 

 

 

それだけではなく、腸管での酸化ダメージを減らし大腸がんを予防する可能性があるとされ、抗酸化作用、抗ガン作用、老化遅延効果も注目されています。

 

 

玄米をはじめ、穀物や豆類に含まれるのはフィチン酸ではなくフィチンです。

 

フィチン(フィチン酸塩)はもともとミネラルと結合した状態で、体内でミネラルとフィチン酸に分解される。

分解されたフィチン酸は、体内のミネラルなどとも結合し体外に排出されるが、もともとミネラルと結合した状態で体内に入るため、体内のミネラルが欠乏するとは考えにくい。

 

 

 

フィチンは、体内に取り込んでしまった農薬や添加物などの化学物質と結合し排出もしてくれます。

 

フィチン酸は、体内の有害物質をデトックスしてくれる力強い味方なのではないでしょうか?

ママちゃん

 

 

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